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18日の東京外国為替市場で、円相場は大幅続伸。12時時点は前週末17時時点に比べ1円38銭の円高・ドル安の1ドル=94円66~69銭近辺で推移している。欧州債務問題の再燃への警戒感からアジア・オセアニアの株式相場が全面的に下落。円の高値で増えた個人や実需筋の円売りが一巡すると、昼にかけて「欧州のリスクが意識され、円への買い圧力が再び強まった」(信託銀行)。
ユーロ圏財務相会合は前週末、キプロスに対して最大100億ユーロの金融支援を実施する条件として同国の銀行預金に課税することを決めた。イタリアやスペインなど南欧諸国に波及するのではとの懸念が急速に浮上し、低金利で低リスクとされる円に買いが集まった。週明けに取引が始まると円はオセアニア市場で一時93円45銭近辺に上昇し、今月6日以来の円高・ドル安水準を付けた。
東京市場の取引が始まると、円の高値で外国為替証拠金(FX)取引を手掛ける個人投資家などが円売り・ドル買いに動き、円の上値を抑えた。円の先安観は引き続き強く、投機筋の円売り・ドル買いも旺盛だったという。
9~12時の円の高値は94円59銭近辺、安値は94円97銭近辺で、値幅は38銭程度だった。
円は対ユーロで急反発。12時時点は同3円3銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=122円14~17銭近辺で推移している。円の対ドル相場につれて、ユーロ・円相場も欧州債務問題に対する投資家心理に振られる展開が続いた。早朝に一時121円45銭近辺と5日以来の高値を付けた。
ユーロは対ドルで反落。12時時点は同0.0133ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.2900~03ドル近辺で推移している。9時前に一時1.2888ドルと昨年12月10日以来ほぼ3カ月ぶりのユーロ安・ドル高水準に下落した。その後もキプロス議会による支援策の採決を前に、先行きへの警戒感からユーロの上値は重かった。キプロスの与党は過半数の議席を持っておらず、市場では「承認を得られずにユーロが一段と売られる展開が警戒されている」(邦銀)。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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