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覆面での本会議場出席が認められず、控室で代表質問の中継を見るスカルリーパー・エイジ議員(15日、大分市議会で)2月の大分市議選で初当選した覆面レスラーのスカルリーパー・エイジ議員(44)(無所属)の議場での覆面着用を巡って、市議会(定数44)が揺れている。
議会は会議規則を理由に認めないと1度判断したが、「覆面をかぶって当選したのに民意を無視するのか」とエイジ議員が反発。全議員の意見を確認するため、18日の本会議で再度、是非を採決することになった。
「こんなことやっている場合じゃないのだが」。15日の代表質問。議場に入れないエイジ議員は控室で、大きな背中を丸めてテレビ中継を見守った。
市議会は6日、代表者会議で覆面着用について討議。6会派のうち5会派が品位保持などを理由に反対、着用は認められなかった。開会日の11日もエイジ議員は覆面にスーツ姿で議場に現れたが市職員に制止され、入場できなかった。
議会事務局にはこの日、市民からメールや電話で30件の意見が届いた。「他県には前例がある」など容認が17件。「議員活動は顔を出して堂々とするべきだ」などの反対が11件。「(問題になると)立候補時に助言すべきだった」との意見もあった。
「民意を受けた私の意見が言えないのは問題。格好ではなく行動をみてほしい」とエイジ議員。文書で議会の判断に異議を申し立てた。回答期限は18日で、本会議の採決次第では法廷闘争も辞さない構えだ。
だが、「議会活動に覆面は必要ない」などと議会内は冷ややか。自民、公明、社民など主要会派は異議を認めない方針で、採決ではこうした意見が過半数に達し、議場での覆面着用は引き続き認められない見通しだ。
明治大公共政策大学院の広瀬和彦講師(地方議会論)は「現状では覆面が一般通念として認められるまで定着したとは言い難い。議員個人の思いはあろうが、議会の決まりに従うしかないのでは」としている。(谷口愛佳)
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